一言で言えば、『血糖値が高くなる病気』です。
食べ物や飲み物は消化されると、ブドウ糖になります。ブドウ糖は、からだを動かすエネルギー源となるもので、血液の流れに乗りからだの細胞に運ばれて、筋肉や臓器で使用されます。
糖尿病になると、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり、血液の中にあふれてしまい血糖値の高い状態が続きます。
現在、日本では成人の約4.6人にひとりが糖尿病患者または予備軍といわれ、誰にでも起こりえる身近な病気の一つになっています。
糖尿病は多くの場合無症状で始まります。代表的な症状である喉が渇く、尿量が多くなる、水分を多量にとる、お腹がすいてよく食べるにもかかわらず体重が減っていく、
疲れやすいなどの症状が出てきた時には、糖尿病の症状はかなり進行しています。
残念ながら糖尿病は、現在の医療技術をもっても完治させることが出来ない病気です。
ただし、食事や運動、薬剤などの助けによって、その症状をコントロールすることができ、健康な人と同様の生活を送ることができます。
まずは糖尿病を正しく理解し、糖尿病を予防すること。糖尿病であれば病気を正しく理解し、前向きに病気とつき合うことが大切です。