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栃木県小山市の糖尿病専門クリニック

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0285-24-2200

〒323-0022 栃木県小山市駅東通り1-32-1

検査案内TEST&etc

検査のご紹介

当院では、その方の症状にあわせた検査を随時行ないます。
来院毎に検査するものや、一年に一回必要なものまで、その種類は多彩であり目的も異なります。
ここでは当院で行なわれている検査の一部を紹介します。

当院の主な診療設備のご案内











血液検査

血液検査の種類は2000種類以上あり、日常の診療で行なわれているものでも数百種類もあります。ここでは当院で主に行なわれているものを紹介します

血糖検査
空腹時または随時の血糖値、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)
→検査から
 細胞のエネルギー源となるブドウ糖の量を測ります。HbA1cは過去1~2ヶ月の血糖の状態が分かります。 それにより、耐糖能異常や糖尿病の有無がわかります。

脂質検査
T-cho(総コレステロール)、TG(中性脂肪)、HDL-cho(いわゆる善玉コレステロール)、LDL-cho(いわゆる悪玉コレステロール)など
→検査から
 血液の中を流れている脂肪分を調べて、動脈硬化を起しやすくないかどうかをみます。同時に栄養の状態も分かります。 高すぎてはいけませんが、低すぎるのもあまりよくありません。 それにより、高脂血症、高コレステロール血症の有無がわかります。

検血・血算
白血球(WBC)、赤血球(RBC)、血小板(Plt)、Hb(ヘモグロビン)=血色素量、Ht(ヘマトクリット)、MCV、白血球分類など
→検査から
 骨髄で作られ、血管の中を流れている血液の細胞(血球)の状態が分かります。それにより、貧血、多血症、白血病炎症の有無がわかります。

肝機能検査
GOT(AST)、GPT(ALT)、ALP、LDH、、γ-GTP、ChE、T-Bil、アンモニアなど
→検査から
 肝臓の細胞から流れて出てくる酵素の量や、肝臓で分解されたり合成されて出来てくる物の量を調べます。 それにより、肝炎、アルコールや薬物による肝障害、肝硬変の有無がわかります。

腎機能検査
尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cr)、尿酸(UA)
→検査から
 腎臓から、尿に排泄されるべき老廃物の量を調べ、腎臓の状態を確認します。 それにより、腎不全、高尿酸血症、通風の有無がわかります。

血清検査
HbsAg、HCV、梅毒血清反応、リウマチ因子など
→検査から
 肝炎のウイルスや梅毒にかかったことがあるかどうかまたリウマチの素因が分かります。 それにより、慢性ウイルス性肝炎、梅毒など、関節リウマチの有無がわかります。

電解質
ナトリウム(Na)、カリウム(K)、クロール(Cl)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(IP)など
→検査から
 血液中の電解質(イオン)の量を調べます。それにより、内分泌(ホルモン)の異常、栄養の偏り、骨の代謝異常がわかります。

炎症反応
血液沈降速度(血沈、ESR)、CRP、など
→検査から
 炎症が起こっていないか調べます。それにより、感染症や膠原病(自己免疫の病気)がわかります。

膵機能検査
アミラーゼ、エラスターゼⅠ、リパーゼなど
→検査から
 膵臓から出てくる消化酵素の量を調べます。それにより、慢性膵炎、急性膵炎などの有無がわかります。

腫瘍マーカー
CEA、CA19-9、TPA、IAP、αFP、PIVKA-Ⅱ、NSE、SCC、PSAなど
→検査から
 癌などの悪性細胞が作り出すたんぱく質の量を測ります。 それにより、胃癌、大腸癌、肝癌、肺癌、前立腺癌、乳癌、すい臓癌、悪性リンパ腫などがわかります。

ホルモン検査
fT3、fT4(甲状腺ホルモン)、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、コルチゾール(副甲状腺ホルモン)、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、カテコールアミン、PTH(副甲状腺ホルモン)、バソプレシン(抗利尿ホルモン)、LH・FSH(女性ホルモン)、HANP、BNPなど
→検査から
 体のバランスをとっている、ホルモンの量を測定します。 それにより、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、甲状腺機能低下症、副腎の機能異常、褐色細胞腫、副甲状腺の異常、尿崩症、更年期障害、心不全などがわかります

免疫・アレルギー検査
免疫グロブリン、リンパ球サブセット、抗核抗体、IgEなど
→検査から
 免疫を担うたんぱく質の量や、リンパ球の種類、またアレルギーの引き金を引くIgEというたんぱく質の量を見ます。 それにより、免疫不全、各種アレルギー性疾患、気管支喘息、花粉症、自己免疫疾患(膠原病)、アトピー性皮膚炎などがわかります

尿検査

尿検査は非常に一般的な検査項目の一つで、健康診断等でも利用されています。患者さんにとって痛みがないのも特徴の一つで、様々な病気やその兆候を知る事ができます

尿糖
尿に含まれている糖の割合を調べたものです。通常糖は血液が腎臓でろ過されたもので、尿として排出される前に細尿管で吸収されますが、血糖が過剰な場合吸収しきれずに尿で検出されます。過剰な場合糖尿病や腎障害の恐れがあります。
尿蛋白
尿の中に蛋白質が含まれていないかの検査です。陽性反応があった場合再検査となりますが、尿蛋白は通常でも含まれている場合がありますので、常に陽性反応という場合以外は問題ではありません。
尿潜血
陽性の場合尿の中に血液が含まれていることになります。肉眼でも見える場合もありますが、肉眼では確認できない場合があります。一般的には排出先に近いところで出血している場合ほど色は鮮やかとなります。陽性の場合は主に腎臓や尿管、膀胱といった尿の尿路・尿道になんらかの異常が起きている場合ことが考えられます。
尿ケトン体
糖尿病で尿中にケトン体が出ている場合は、インスリンの不足やインスリン感受性の低下などの理由によって、糖質をエネルギー源としてうまく利用できずに脂肪をエネルギー源として使用している恐れがあります。
  

超音波検査

人間の耳に聞こえないほど高い周波数の超音波は、臓器や組織の境目で反射する性質があります。 この超音波を体外から発射し、返ってきた反射波を受信して画像として捉え、体内の臓器の形や動きなどを見る検査が超音波検査です。 安全性の高い検査ですので、妊娠中の方でも検査できます。

検査の種類
・腹部超音波検査: 肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓などの臓器を検査します。
・心臓超音波検査: 心臓の大きさ、弁の状態、動きなどを検査します。
・甲状腺超音波検査: 甲状腺の大きさ、表面の凹凸、病変の有無などを検査します。
・頚動脈超音波検査: 頚動脈の中内膜を計測し、プラークや石灰化、狭窄部位の有無などを検査します。

動脈硬化(脈波)検査

検査では、主にABIとPWVの値を測定し動脈硬化についての検査をおこないます。

ABI検査:正常では足首の血圧の方が上腕の血圧より高いのですが、動脈の内腔が非常に狭くなると足首の血圧が腕の血圧より低くなります。 ABIとは,ankle brachial index(足関節上腕血圧比)の略で、ABI検査とは両側の上腕と足首の血圧を測定してその比(ABI)を計算することにより、 比較的太い動脈の内腔が狭くなっていないかどうかを調べる検査です。ABIは『比較的太い血管のつまり具合』の目安です。

PWV検査:PWVとは、Pulse Wave Velocity(脈波伝達速度)の略です。 心臓から押し出された血液の拍動は、血管の壁や血液を伝わって末梢まで届きますが、血管の壁が硬いほど拍動は早く伝わるという性格があります。 PWV検査とは拍動の伝わり方の速さを調べる検査で、PWVは『比較的太い血管の硬さ』の指標のひとつです。

検査からわかること
・大動脈や手足の動脈などの比較的太い動脈の高度狭窄の有無 ・比較的太い動脈の壁の硬さの指標,すなわち動脈硬化の程度
  

神経機能検査

手足の末梢神経に電気刺激を与え、刺激が筋肉に伝わる速度を調べる検査です。 糖尿病の3大合併症の1つ「糖尿病性神経障害」の有無、進行具合を調べます。

検査からわかること
MCV (運動神経伝導速度)とSCV (感覚神経伝導速度)を測定し、神経障害の有無・進行具合などが分かります。
  

心電図検査

心電図検査とは、心臓の電気現象(刺激伝導系)を調べる検査です。 心臓は全身に血液を循環させるポンプとして働き その指令を送っているのが「洞結節」という部分で、そこから電気刺激を発生させます。 この電気刺激によって心筋が収縮し、全身に血液を送り出します。 その心筋の微弱な電気的変化を体表に装着した電極から検出し、波形として記録したものが心電図です(安静時12誘導心電図)。

ホルター心電図検査
普通の心電図ではわからない不整脈などの異常を検出したい場合などに行う検査です。 胸にシール状の電極を貼り付け、それにつないだ携帯型の装置をつけたまま日常生活を送ってもらい約24時間記録します。

検査からわかること
心筋梗塞、不整脈、心筋虚血などがわかります。